銅線と真鍮線は兄妹です。

      2016/09/10

お疲れ様です。

折り返し地点の水曜の午後いかがお過ごしでしょうか。

針金のご紹介は今日が最後となります。

今日は銅線と真鍮線のお話です。

銅は扱いやすく、腐食しにくいことから大昔から使われてきた素材です。
数寄屋など屋根材や建築材として、敢えて腐食させることで時間経過と
その風合いを楽しむこともある日本的な素材と言えます。
また、電気や熱を伝えやすいので電線や湯たんぽなど幅広く使われます。

銅イオンは、蚊の幼虫であるボウフラなどに効果もあり、水の除菌にも用いられることもあり
これらのことから生活になくてはならない素材であるといえます。
日頃、ご紹介してますことに 猛毒と考えられてきた緑青のお話しさせていただいていますが、
健康被害のないことも現在証明されていますので
よほど大量に接種しない限り問題はありませんのでご安心ください。

この緑青を発生することで、銅自身の腐食進行を防いでいます。(不動態被膜と呼びます)
はじめの輝く銅色から自然と緑がかった風合いがでるまで長く楽しまれてきた素材ですので
色々とお使いいただければと思います。
最近では、オルゴナイトの作家様から2mもある船舶模型を楽しまれる方まで
当店ではお使いいただいています。

そして、様々な創作される方に最も人気であるのが、真鍮線です。
金色を生かしたアクセサリーから
仏像の後光の作成、レジンアート、レリーフ絵画など当店に作品をご紹介いただいた方だけでも
真鍮線のその変化の様は、とても美しく驚くことばかりです。

真鍮は黄銅と呼ばれ、銅と亜鉛の合金です。
先日お話ししました亜鉛の自己犠牲的性質なのでしょうか、
自己を守るために黒く変色する性質を持つことが
色を楽しまれる方にとっては悩みの種です。

現在、当店では、おまけに真鍮線用の磨き布お付けしています。
少し、お水を付けて磨くと効果がありますのでお試しください。
布には研磨剤がふくまれており、黒くなっても洗わないでお使いください。
完全ではありませんが、ピカールなど錆び除去剤の他に
食用のお酢に少し浸けてから磨き、よく乾かすと綺麗になります。
これは、表面の黒い被膜をお酢の酸によって取り除くことです。

ということで、10円に使われる銅と5円に使われる真鍮は、
かっこいい兄といつもきれいな妹であると覚えていただければと思います。
今後とも兄の銅線とと妹の真鍮線よろしくお願いします。

追伸

各種針金のご紹介は今日までとなります。
お付き合いいただきありがとうございました。
知れば知るほど奥が深いワイヤーの世界ですが
今後の創作に少しでもお役にたてればと考えます。

ここまでのお話は順次、この店長ブログ 針金編にてご紹介させていただいておりますので
ご覧いただければ幸いです。

勝手ながら作りました8月18日、ワイヤーの日ぜひ覚えておいてくださいね。

今後ともよろしくお願いいたします。

田舎道具と手作り暮らしの山崎商店
店長 山崎 篤之(やまさき あつし)

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